なぜヨガがトラウマの回復に重要?
トラウマ研究の第一人者のVan Der Kolkもヨガとトラウマの関係を研究しています。ヨガを通じてトラウマによって体にしみついたいやな体の感覚と仲良くなることでトラウマを乗り越えることが出来ると彼は主張します。
David Emersonらの「トラウマをヨーガで克服する」を参考に。
サバイバーにとってヨガの先生を選ぶコツ。まず、先生が少しの時間でも「打ち合わせ」に応じてくれない場合は避けるべきだと思います。あと、つらくなったら退出していいか、体に触るのは避けてもらえるか、などを聞き入れてくれる先生を選びたいです。とにかく柔軟にこちらの要望に答えようとしてくれる先生を選びましょう。
男性の方で、ヨガは女性がほとんどで行きづらいという方はよがのDVDなどを買われて家でやるのもいいかもしれません。
ある関西の男性のクライアントさんはPOMUに数回カウンセリングに来られています。その方は自宅でヨガのDVDに合わせてヨガをするのが習慣になったと言われました。
「落ち着ける」
「仕事で疲れにくくなった」
「気分がよくなる」
その効果を伝えてくれました。この方にとって効果があったということです。ヨガをしたから必ずよくなるという保障はありません。感じることが大事。
強迫的に、ヨガを「頑張って無理して」やってもあまり効果がないような気がします。ある友人がヨガを数回やってみたと言いました。彼は頑張り屋で、完ぺき主義のところがあります。とにかく先生や周りに合わせて「頑張って」よがをやった。効果があるどころか、「疲れた」らしいです。
ヨガをすることで「運動する」効果もあると思います。脳内ホルモンがでて、新陳代謝もよくなる、、、しかし、さらに大事なことが「体を感じる」ということが身体感覚を育て、トラウマからの回復のお手伝いをしてくれるのではないでしょうか。